普及版 字通 「ヘイ・さや・さやかざり」の読み・字形・画数・意味
17画
[字訓] さや・さやかざり
[説文解字]
[金文]
[字形] 形声
声符は(卑)(ひ)。〔説文〕三下に「刀室なり」とあり、刀の(さや)をいう。西周期の金文にみえる賜与に「(へいてい)」の名がみえ、剣を腰に帯びるときに掛ける昭文帯のことで、〔番生(ばんせいき)〕の賜与では「(そうくわう)(佩玉)・・玉」を列している。〔逸周書、王会解〕に「魚皮の」がみえる。
[訓義]
1. さや。
2. さやかざり、こじりのかざり。
3. (へい)と通じ、うまのりつづみ。
[古辞書の訓]
〔新字鏡〕 上をと曰ひ、下を(ほう)と曰ふ。刀室なり。物をる、之れをと謂ふ。太知佐也(たちさや)、、加佐利(かざり) 〔名義抄〕 タチ・タチノサヤ・カザリ 〔立〕 コツツミ・ムナカヒ・タチノサヤ・ソヒユ
[熟語]
鼓▶・鐸▶・婆▶・舞▶・▶
[下接語]
牛・短
出典 平凡社「普及版 字通」普及版 字通について 情報