ヘブル人福音書(読み)ヘブルびとふくいんしょ(その他表記)Gospel according to the Hebrews

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「ヘブル人福音書」の意味・わかりやすい解説

ヘブル人福音書
ヘブルびとふくいんしょ
Gospel according to the Hebrews

西アラム語で書かれた新約聖書外典の一書。『ナザレ人福音書』ともいわれる。おそらく2世紀頃にエジプトで書かれたもので,アレクサンドリアクレメンスオリゲネスエウセビオス,イグナチオスらが言及しているが,現存するのはごく一部にすぎない。ヒエロニムスは,これを『マタイによる福音書』のオリジナルと推定していた。正典にないイエス言葉を採録し,部分的には独自の伝承によるものと思われるが,正典との関係については定説はない。

出典 ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典について 情報

関連語 マタイ 福音書

《「晋書」杜預伝から》竹が最初の一節を割るとあとは一気に割れるように、勢いが激しくてとどめがたいこと。「破竹の勢いで連戦連勝する」[類語]強い・強力・強大・無敵・最強・力強い・勝負強い・屈強・強豪・強...

破竹の勢いの用語解説を読む