20世紀西洋人名事典 「ヘルマンゲーリング」の解説
ヘルマン ゲーリング
Hermann Göring
1893.1.12 - 1946.10.16
ドイツの政治家,軍人。
元・プロイセン首相,元・ドイツ帝国総元帥。
ローゼンハイム生まれ。
士官学校に学び、第一次大戦では花形パイロットとして活躍した。1922年にナチスに入党し、突撃隊を組織した。’28年に国会議員となり、’32年に国会議長に選出された。ヒトラーの政権成立を影で支え、’33年に入閣、航空相兼プロイセン首相となる。同年ゲシュタポを組織。’38年に元帥、’39年は国防閣僚会議議長などを経て、’39年にはヒトラーの後継者に指名されている。帝国総元帥の地位にまでついたが、ヒトラーと意見が対立し、官職を剥奪され、ニュルンベルク国際軍事裁判で絞首刑を宣告され、処刑前に服毒自殺で死亡した。
出典 日外アソシエーツ「20世紀西洋人名事典」(1995年刊)20世紀西洋人名事典について 情報