普及版 字通 の解説
18画
[字訓] ならぶ・つらねる
[説文解字]
[字形] 形声
声符は(へい)。は二人並んで、これを連ねる形。〔説文〕十上に「二馬に駕するなり」とあり、二頭立ての馬車をいう。すべて二者を並べて連ねることをいい、また二者が合するのを歯・拇・石のようにいう。
[訓義]
1. ならぶ、馬がならぶ、二頭立ての馬車。
2. つらねる、二つのものが連なる、同じものが連なる。
3. くむ、つづく、かさなる、あわさる。
4. たこ、まめ。
[古辞書の訓]
〔和名抄〕拇 此のに云ふ、无豆於與非(むつおよび) 〔名義抄〕 ノリムマ 〔字鏡集〕 ナラブ・アハス・ツラヌ・シタシク
[語系]
byen、竝(並)byengは声義近く、・(併)piengも声。は二人連なる側身の形、竝は二人相並ぶ正面形である。
[熟語]
衍▶・脅▶・偶▶・頸▶・肩▶・死▶・枝▶・石▶・体▶・馳▶・塡▶・▶・田▶・▶・比▶・文▶・拇▶・羅▶・儷▶・列▶
[下接語]
車・叢・塡
出典 平凡社「普及版 字通」普及版 字通について 情報