コトバンクはYahoo!辞書と技術提携しています。

べかし ベカシ

デジタル大辞泉の解説

べかし[助動]

[助動][○|べかしく(べかしう)|(べかし)|べかしき|○|○]《「べし」の連用形「べかり」を形容詞型活用にして用いたもの》「あるべかしく」「あるべかしき」の形で、当然・義務・適当の意を表す。
「あるべかしう、しめやかにてこそ、見え奉らせ給はめ」〈紅葉賀
[補説]「べくあるらし」から「べからし」に転じ、さらに音変化したものともいう。

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

大辞林 第三版の解説

べかし

( 助動 ) ( ○ ・べかしく(べかしう) ・ (べかし) ・べかしき ・○ ・○ )
〔推量の助動詞「べし」の補助活用「べかり」の語尾を形容詞シク活用型の活用語尾に転じさせたもの〕
当然そうならなければならない状態やそうあるのが適当である状態にある意を表す。 「物まめやかにあるべかしうすこし書き給ひて/源氏 玉鬘」 「人がらはなやかにあるべかしき十余人つどひ給へれば/源氏 行幸」 〔 (1) この語の成立については、「べくあるらし」の転かとの説もある。 (2) 用例はすべて動詞「あり」の連体形「ある」に付いたもので、連用形「べかしく(べかしう)」、連体形「べかしき」の二活用型に限られている〕

出典 三省堂大辞林 第三版について 情報

べかしの関連キーワードすくすくし御厨子所女の童部連用形かしき堪能