ベナベンテ・イ・マルティネス(その他表記)Benavente y Martínez, Jacinto

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 の解説

ベナベンテ・イ・マルティネス
Benavente y Martínez, Jacinto

[生]1866.8.12. マドリード
[没]1954.7.14. マドリード
スペインの劇作家。富裕な医師の家に生れ,大学で法律を学んだが,父の死 (1885) を契機劇作専念。タマヨ・イ・バウスやペレス・ガルドスの教訓的な作風に反発して,風刺ユーモアにあふれた作品や幻想性に富んだ作品,また児童劇を手がけた。代表作『奥様』 Señora ama (1908) ,『つくられた利害』 Los intereses creados (09) ,『呪われた恋』 La malquerida (13) ,『海を飛んだ蝶』 La mariposa que voló sobre el mar (26) など。 1922年ノーベル文学賞受賞。

出典 ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典について 情報

今日のキーワード

苦肉の策

敵を欺くために、自分の身や味方を苦しめてまで行うはかりごと。また、苦しまぎれに考え出した手立て。苦肉の謀はかりごと。「苦肉の策を講じる」...

苦肉の策の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android