日本大百科全書(ニッポニカ) 「ベネズエラ湾」の意味・わかりやすい解説 ベネズエラ湾べねずえらわんGolfo de Venezuela 南アメリカ北端、ベネズエラ北西部にある小湾。マラカイボ湾ともいう。西はグアヒラ半島、東はパラグアナ半島によってカリブ海と隔てられ、南方は浅い水道でマラカイボ湖に通じている。湾岸一帯は年平均気温28℃前後、年降水量800ミリ以下の熱帯半乾燥気候で、サボテンを交じえた低灌木(かんぼく)林に覆われている。東岸のアムアイとカルドンにはベネズエラ最大の精油所が立地している。[松本栄次] 出典 小学館 日本大百科全書(ニッポニカ)日本大百科全書(ニッポニカ)について 情報 | 凡例
ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「ベネズエラ湾」の意味・わかりやすい解説 ベネズエラ湾ベネズエラわんGolfo de Venezuela 南アメリカ北西岸にあるカリブ海の湾。西はコロンビアのラグアヒラ半島,東はベネズエラのパラグアナ半島に囲まれ,北に開口する湾で,最大幅約 250km,奥行約 120km。南は狭い水路によりマラカイボ湖に続き,同湖沿岸の油田地帯にいたる航路となっている。湾岸は低地で大部分未開発であるが,東岸に重要な石油基地プントフィホがある。 出典 ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典について 情報