日本大百科全書(ニッポニカ) 「カルドン」の意味・わかりやすい解説 カルドンかるどんcardon[学] Cynara cardunculus L. キク科(APG分類:キク科)の多年草。南ヨーロッパ原産。アーティチョークの原型といわれる。アザミに似て葉には多くの刺(とげ)があり、高さ1.5~2メートル。花は赤紫色。4月に播種(はしゅ)し、10月ごろから、とう立ちする前の葉柄を藁(わら)で縛り包んで、半月ほどかけて軟白化し、野菜とする。春から土寄せして軟白化する方法も行われる。イタリアでは花托(かたく)も食用とする。アメリカにも伝わって野生化しているが、日本での栽培、利用はない。[星川清親 2022年2月18日] カルドン 出典 小学館 日本大百科全書(ニッポニカ)日本大百科全書(ニッポニカ)について 情報 | 凡例 Sponserd by
栄養・生化学辞典 「カルドン」の解説 カルドン [Cynara cardunculus].キキョウ目キク科の多年性の草木で,サラダなどの食用にする. 出典 朝倉書店栄養・生化学辞典について 情報 Sponserd by
世界大百科事典(旧版)内のカルドンの言及 【アーティチョーク】より …和名はチョウセンアザミ。原種は判然としないが西地中海域原産で,葉柄を食用にしたカルドンC.cardunculus L.(英名cardoon)をさらに改良したものと思われている。また,東地中海域からトルコに分布するC.syriaca Boiss.と交配すると,完全に稔性のある種子と雑種後代を生じる。… ※「カルドン」について言及している用語解説の一部を掲載しています。 出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」 Sponserd by