ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「ベルリン音楽堂」の意味・わかりやすい解説 ベルリン音楽堂ベルリンおんがくどうPhilharmonie Berlin ベルリンにあるベルリン・フィルハーモニー管弦楽団のためのコンサート・ホール。 1957年の設計競技で入賞した H.シャロウンの案に基づき 63年に完成。彼が初期に手がけたカッセル,マンハイムの劇場案を発展させたものといわれる。内部は中央にアリーナ形式の舞台を配置し,ホール全体は非対称的な空間として形成されているが,これはオーケストラと聴衆の一体化を意図したためである。外観も曲面や曲線の多い不規則な形態をとっており,これらの構成は彼の「有機的機能主義」の考えに基づくものである。 出典 ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典について 情報 Sponserd by