ベンゼンスルホンアミド

化学辞典 第2版 「ベンゼンスルホンアミド」の解説

ベンゼンスルホンアミド
ベンゼンスルホンアミド
benzenesulfonamide

C6H7NO2S(157.19).ベンゼンスルホニルクロリドとアンモニアから合成される.無色の針状晶.融点147~148 ℃.熱エタノール,エーテルに易溶,アルカリ性水溶液に可溶,水に難溶.次亜塩素酸ナトリウムと反応させるとN,N-ジクロロベンゼンスルホンアミドC6H5SO2NCl2を生成する.弱酸性(pKa 10.1)で,金属塩ハロゲン化アルキルを作用させるとN-アルキル化される.[CAS 98-10-2]

出典 森北出版「化学辞典(第2版)」化学辞典 第2版について 情報

今日のキーワード

南海トラフ臨時情報

東海沖から九州沖の海底に延びる溝状の地形(トラフ)沿いで、巨大地震発生の可能性が相対的に高まった場合に気象庁が発表する。2019年に運用が始まった。想定震源域でマグニチュード(M)6・8以上の地震が...

南海トラフ臨時情報の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android