山川 世界史小辞典 改訂新版 「ベヴァン」の解説
ベヴァン
Aneurin Bevan
1897~1960
イギリスの政治家。13歳から南ウェールズの炭鉱夫として働き,19歳で労働組合委員長。1929年下院議員に選出され,労働党左派の指導者として知られた。45年労働党内閣の成立とともに保健相として国民医療制度を発足させ,51年労働相となったが,義歯と眼鏡の有料化に反対して辞任。52年保守党内閣の軍拡予算に反対投票して,党幹部と衝突,55年アトリーの党首引退後ゲイツケルと主導権を争って敗れたが和解,59年副党首となった。
出典 山川出版社「山川 世界史小辞典 改訂新版」山川 世界史小辞典 改訂新版について 情報