日本大百科全書(ニッポニカ) 「ベーアマン」の意味・わかりやすい解説 ベーアマンべーあまんSamuel Nathaniel Behrman(1893―1973) アメリカの劇作家。主として1930年代に活躍。洗練されたユーモアと生彩ある人物描写を得意とし、上流階級の日常的因襲に的を置いた喜劇を書く。最初の成功作『第二の男』(1927)のほか、『伝記』(1932)、『天からの雨』(1934)、『夏の終り』(1936)など、とくに都会的なしゃれた会話が独自の社会批判と微妙に溶け合い、彼にアメリカ風俗喜劇の代表としての地位を与えている。[楠原偕子] 出典 小学館 日本大百科全書(ニッポニカ)日本大百科全書(ニッポニカ)について 情報 | 凡例