イェータ川(その他表記)Göta älv

改訂新版 世界大百科事典 「イェータ川」の意味・わかりやすい解説

イェータ[川]
Göta älv

スウェーデン南西部,同国最大の湖ベーネル湖から流れ出て,イェーテボリ北海へ注ぐ川。全長93km。湖の近くにあるトロルヘッテTrollhätt滝(高さ32m)は観光名所である。ベーネル湖に流れこむクラール川Klar älvenを一連と考えると,スウェーデン最長の川である。いくつかの滝を運河で迂回してベーネル湖まで船が遡行でき,イェータ地方の水運主脈である。沿岸には中世からいくつもの城砦が築かれ,近世以後は,水車,発電所などができ,工業の先進地になった。
執筆者:

出典 株式会社平凡社「改訂新版 世界大百科事典」改訂新版 世界大百科事典について 情報

関連語 太田

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「イェータ川」の意味・わかりやすい解説

イェータ川
イェータがわ
Götaälv

スウェーデン南西部の川。ベーネルン湖の南西端から南南西流し,下流で2分し,ヒシンゲン島を囲んでカテガト海峡に注ぐ。東の分流河口エーテボリがある。全長 93km。イェータ運河一部をなす。

出典 ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典について 情報

中国のゴビ砂漠などの砂がジェット気流に乗って日本へ飛来したとみられる黄色の砂。西日本に多く,九州西岸では年間 10日ぐらい,東岸では2日ぐらい降る。大陸砂漠の砂嵐の盛んな春に多いが,まれに冬にも起る。...

黄砂の用語解説を読む