ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「ページェット」の意味・わかりやすい解説
ページェット
Paget, Sir James
[没]1899.12.30. ロンドン
イギリスの外科医,生理学者。 R.ウィルヒョーとともに「現代病理学の祖」と呼ばれる。 1834年,聖バーソロミュー病院で旋毛虫症の病原体トリキネラを発見。 47~52年王立外科医師会の解剖学,外科学教授。 58年ビクトリア女王の侍医。腫瘍の病理学と骨の病気の臨床について功績が多く,乳頭部癌や変形性骨炎がページェット病と呼ばれることもある。また,骨髄腫に対して四肢切断術の代りに患部だけを除去する手術法を提唱した最初の人である。
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