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四肢切断術 ししせつだんじゅつ amputation

翻訳|amputation

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世界大百科事典 第2版の解説

ししせつだんじゅつ【四肢切断術 amputation】

治療のために,四肢をある部位で切り,それより末梢を切り離す手技。関節部での切断を関節離断術という。切断が必要となるのは,四肢の壊死,悪性腫瘍,重度の外傷,感染(ガス壊疽(えそ)などで生命に危険がある場合や,慢性の難治性膿性骨髄炎で排膿が継続する場合など),あるいは奇形があるときである。切断の部位は,近年,義肢の製作,装置技術が進歩したことによって,かなり体幹に近い,高位の部分での切断が可能となったが,原則的には,なるべく長い断端を残す努力をすることになっている。

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日本大百科全書(ニッポニカ)の解説

四肢切断術
ししせつだんじゅつ

四肢の一部を切り離すことを切断といい、その手術法を四肢切断術という。関節で四肢を切り離すことは関節離断という。切断は、四肢の血栓、栓塞(せんそく)、糖尿病、高度の挫滅(ざめつ)などによる壊死(えし)の場合、四肢の悪性腫瘍(しゅよう)、ガス壊疽(えそ)などの感染創など生命に危険を及ぼす疾患の場合に行われる。
 切断の部位は、その後の生活や職業にとって影響があるので、十分に検討して決定されるが、最近は義肢および義肢作製技術の進歩に伴い、できるだけ切断端を長くするのが原則となっている。また切断端は、義肢の装着がうまくできるように軟部組織で十分に覆われていること、断端に疼痛(とうつう)がないこと、浮腫などの血行障害のないこと、皮膚の癒着がないことなどが要求される。切断後は断端の拘縮を予防し、切断肢の運動を十分に保持することが必要で、切断後早期に訓練を開始する。義肢装着後も十分な訓練が必要である。すなわち、義手では動かすためのコントロール訓練、使用訓練、日常生活動作訓練などが行われ、義足では装着訓練、基本平衡訓練、平地歩行訓練のほか、斜面歩行、階段昇降などの応用訓練なども行わなければならない。[永井 隆]

出典|小学館 日本大百科全書(ニッポニカ) この辞書の凡例を見る
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