1999年に登録された世界遺産(文化遺産)で、ハンガリー東部のデブレツェン西方に位置する、面積800km2の国立公園。この公園には「ラッカ」と呼ばれる羊の仲間、長い角の牛などの動物や300種を超える野鳥が生息している。また「プッツァ」と呼ばれる平原と湿地帯があり、動物の放牧が見られる。公園内にはハンガリー最長(92m)、かつ、最古の石橋(1833年完成)や、17世紀末から19世紀に建てられた「チャールダ」と呼ばれる旅籠屋などの歴史的建造物も残り、これらも含め、自然と人間の共存を示す好例としてその価値が評価され、世界遺産に登録された。◇英名はHortobágy National Park - the Puszta