ホワイトカラー・ユニオン(その他表記)white-collar union

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 の解説

ホワイトカラー・ユニオン
white-collar union

職員組合ともいう。事務・技術職などのサラリーマン労働組合。一般に学歴が高く,職務も経営補助的,ないしは経営者への過程に位置するものが多い。日本では第2次世界大戦前はブルーカラーによる工員組合が中心で,戦後工職一体の企業別組合の普及の過程でホワイトカラーの組合参加が一挙に進んだ。しかし争議の際などにホワイトカラーが組合分裂に関与する例もみられた。その後産業就業構造や雇用管理の変化のなかでホワイトカラーの組織率の拡大が,労働運動の新たな課題とされるにいたった。

出典 ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典について 情報

今日のキーワード

苦肉の策

敵を欺くために、自分の身や味方を苦しめてまで行うはかりごと。また、苦しまぎれに考え出した手立て。苦肉の謀はかりごと。「苦肉の策を講じる」...

苦肉の策の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android