普及版 字通 「ボウ・はるか・ひろい」の読み・字形・画数・意味
10画
[字訓] はるか・ひろい
[字形] 形声
声符は(ぼう)。〔方言、二〕に「遽(には)かなり」、〔玉〕に「(すみ)やかなり」とし、〔注〕に「今北方、じて然るなり」とする。〔左伝、襄四年〕「たる禹迹、畫して九州と爲す」とあり、とは広大の意。水には滄といい、心意の上に移して然・洋・漠のようにいう。急遽・急速の意に用いることはほとんどない。
[訓義]
1. はるか、ひろい。
2. とりとめもない、ぼんやり。
3. 忙と通じ、にわか、すみやか。
[古辞書の訓]
〔立〕 アマネシ 〔字鏡集〕 イソガシ
[熟語]
乎▶・忽▶・如▶・然▶・▶・漠▶・▶・渺▶・▶・昧▶・▶・洋▶・浪▶
[下接語]
汪・泱・浩・昏・混・滄・蒼・微・瀰・・渺・昧・冥・杳
出典 平凡社「普及版 字通」普及版 字通について 情報