ボウ・はるか・ひろい

普及版 字通 「ボウ・はるか・ひろい」の読み・字形・画数・意味


10画

[字音] ボウバウ
[字訓] はるか・ひろい

[字形] 形声
声符は(ぼう)。〔方言、二〕に「遽(には)かなり」、〔玉〕に「(すみ)やかなり」とし、〔注〕に「今北方じて然るなり」とする。〔左伝、襄四年〕「たる禹迹、畫して九州と爲す」とあり、とは広大の意。水には滄といい、心意の上に移して然・洋・漠のようにいう。急遽・急速の意に用いることはほとんどない。

[訓義]
1. はるか、ひろい。
2. とりとめもない、ぼんやり。
3. 忙と通じ、にわか、すみやか。

[古辞書の訓]
立〕 アマネシ 〔字鏡集 イソガシ

[熟語]

[下接語]
・泱・浩・昏・混・滄・蒼・微・瀰・渺・昧・冥・杳

出典 平凡社「普及版 字通」普及版 字通について 情報

今日のキーワード

南海トラフ臨時情報

東海沖から九州沖の海底に延びる溝状の地形(トラフ)沿いで、巨大地震発生の可能性が相対的に高まった場合に気象庁が発表する。2019年に運用が始まった。想定震源域でマグニチュード(M)6・8以上の地震が...

南海トラフ臨時情報の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android