大学事典 「ボゴール農科大学」の解説
ボゴール農科大学[インドネシア]
ボゴールのうかだいがく
インドネシアの大学。オランダ植民地期の20世紀初頭に設立された農業,林業,獣医学の専門学校を前身とする。1947年以降,これらの学校はインドネシア大学の農学部および獣医学部に統合された。その後1963年にボゴール農科大学が開学,65年に農,林業,獣医,畜産,水産,農業技術の6学部が開設された。現在は農,獣医,水産,畜産,林業,農業技術,理,経済経営,人間生態の9学部および大学院と3年制の多くのディプロマ・コースを開設。2000年以降,インドネシア大学やガジャマダ大学,バンドン工科大学と同様に国有法人化され,研究に力を注ぐ。近年は海外の大学との教育・研究協力を活発に展開し,オーストラリアやドイツの大学や研究機関,企業との協定を結んでいる。また東京農業大学,千葉大学,琉球大学,筑波大学,京都大学,奈良先端技術大学など日本の大学との学生交流や共同研究にも積極的に取り組んでいる。
著者: 中田有紀
出典 平凡社「大学事典」大学事典について 情報