日本大百科全書(ニッポニカ) 「ボラピューク語」の意味・わかりやすい解説 ボラピューク語ぼらぴゅーくご ドイツの牧師シュライヤーJ. M. Schleyer(1831―1912)が1879年に考案した人工国際語。語彙(ごい)の大部分を英語からとったこともあって(VolapükのVolはworld、pükはspeakに由来する)、急速に普及したが、衰退も急であった(1889年に諸国の学習者は100万人に達したが、その後数年で没落した)。人工国際語の使用が不可能なことではなく、しかも諸国民の間に学習意欲があることを証明した最初の国際語であった。[山田 進][参照項目] | 国際語 出典 小学館 日本大百科全書(ニッポニカ)日本大百科全書(ニッポニカ)について 情報 | 凡例