シューベルトの連作歌曲集(作品25)。1823年5月に作曲が開始され,初版の5分冊の楽譜は,24年3月から8月にかけて出版された。全体はW.ミュラーの詩による20曲からなる。遍歴する水車屋の職人が美しい娘に恋をし,娘の心がわりのため小川に身を投じてしまう。《冬の旅》にくらべて〈有節歌曲〉が多く,オーストリアの民謡的な雰囲気が支配的である。〈小川〉の象徴として16分音符のモティーフが用いられてしばしば出現し,また水車の動きやリュートの音など描写音楽の手法も効果的に用いられ,同一の調性と拍子を用いて各曲間の統一もはかられている。《冬の旅》とならぶロマン派の連作歌曲の代表的な作品とされている。
執筆者:船山 隆
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