ポーランド領上部シレジアのドイツ人権益事件(読み)ポーランドりょうじょうぶシレジアのドイツじんけんえきじけん(その他表記)Certain German Interests in Polish Upper Silesia

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 の解説

ポーランド領上部シレジアのドイツ人権益事件
ポーランドりょうじょうぶシレジアのドイツじんけんえきじけん
Certain German Interests in Polish Upper Silesia

シュレジエン (シレジア) をめぐるドイツポーランド間の争い。第1次世界大戦の戦後処理をめぐりドイツとポーランドの間に生じた一連紛争のうち常設国際司法裁判所に付託されたものの一つ。 1925年ドイツは,ポーランドが条約に違反して工場財産や農地収用しまたは収用する意図をもっているとして提訴した。 26年裁判所はドイツの主張を認める判決を下した。この事件には,国際裁判所の管轄権国家承継,外国人財産の収用,条約の第三国に対する効力など,多くの国際法上の問題が含まれていた。

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