ポール・ハインリッヒグロート(その他表記)Paul Heinrich Groth

20世紀西洋人名事典 の解説

ポール・ハインリッヒ グロート
Paul Heinrich Groth


1843.6.23 - 1927.12.2
ドイツの鉱物学者。
元・ミュンヘン大学教授。
マグデブルク(ドイツ)生まれ。
肖像画家の父を持つ。1872年ストラスブール大学教授となり、鉱物整理を行いカタログを作る。1893年ミュンヘン大学鉱物学教授となり、バヴァリア地方収集を指揮する。結晶形態と化学組成の関係の規則、同形、多形、類形の概念を明らかにし、結晶学データを整理した。くさび石グロタイトの発見は有名。1877年「Zeitschrift für Kristallographie und Mineralogie」を創刊する。偏光器などの測定装置の改良を行った。考案した記号法や図法は全ドイツで採用となった。

出典 日外アソシエーツ「20世紀西洋人名事典」(1995年刊)20世紀西洋人名事典について 情報

今日のキーワード

カイロス

宇宙事業会社スペースワンが開発した小型ロケット。固体燃料の3段式で、宇宙航空研究開発機構(JAXA)が開発を進めるイプシロンSよりもさらに小さい。スペースワンは契約から打ち上げまでの期間で世界最短を...

カイロスの用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android