20世紀西洋人名事典 「ポールビノグラドフ」の解説
ポール ビノグラドフ
Paul Gavrilovich Vinogradoff
1854 - 1925
英国の中世法制史家。
元・オックスフォード大学教授。
コストロマ(ロシア)生まれ。
モスクワ大学卒業後、ドイツ、イタリア、英国に留学し、帰国後モスクワ大学歴史学教授となったが、1901年に自由主義の立場からの大学改革で文部省と対立し、辞職し渡英した。’03年オックスフォード大学法学教授に就任し、’18年英国に帰化した。主著に「イギリス隷農制」「イギリス荘園の成立」「11世紀イギリス社会」「慣習と法」等がある。サーの称号が与えられた。
出典 日外アソシエーツ「20世紀西洋人名事典」(1995年刊)20世紀西洋人名事典について 情報