20世紀西洋人名事典 の解説
ポール・フレデリック ボールズ
Paul Frederic Bowles
1910.12.30 -
米国の作曲家,小説家。
ニューヨーク州ロング・アイランド生まれ。
バージニア大学中退後、コープランド、トムソン、さらにパリでN.ブーランジュに作曲を学び、オペラ、バレエ音楽、管弦楽などの作曲を手がける。主な作品にはオペラ「デンマーク・ヴィージー」(1938年)、バレエ「感傷的な会話」(’44年)などがある。’42〜45年には「New York Heard Tribune」紙の音楽批評論を担当。その後、’31年にスタインの酷評によって断念していた小説の創作活動を再開し、「雨は降らせよ」(’52年)、「蜘蛛の家」(’55年)などアラブ世界を題材とした作品を発表。
出典 日外アソシエーツ「20世紀西洋人名事典」(1995年刊)20世紀西洋人名事典について 情報