マイクロインジェクション(その他表記)microinjection

翻訳|microinjection

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 の解説

マイクロインジェクション
microinjection

微小ガラス管を用いて DNAなどを細胞内に注入する方法。一般には顕微鏡下でマイクロマニピュレータにより,先端外径を1~2μmにしたガラス管を操作して細胞に差し込み,細胞内に目的物質を注入する。一つ一つの細胞にさまざまな種類の物質を確実に注入でき,発現効率も良い。しかし一度多数の細胞に対しては行なえず,特別な装置技術が必要とされる。

出典 ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典について 情報

化学辞典 第2版 の解説

マイクロインジェクション
マイクロインジェクション
microinjection

顕微注射法ともいう.毛管を用いて微量試料を顕微鏡下で細胞に注入する手法.細胞生物学分野だけでなく,トランスジェニック動物をつくる際にも活用されている.

出典 森北出版「化学辞典(第2版)」化学辞典 第2版について 情報

今日のキーワード

カイロス

宇宙事業会社スペースワンが開発した小型ロケット。固体燃料の3段式で、和歌山県串本町の民間発射場「スペースポート紀伊」から打ち上げる。同社は契約から打ち上げまでの期間で世界最短を目指すとし、将来的には...

カイロスの用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android