マガタマモ(その他表記)Boergesenia forbesii (Harvery) Feldmann

改訂新版 世界大百科事典 「マガタマモ」の意味・わかりやすい解説

マガタマモ (勾玉藻)
Boergesenia forbesii (Harvery) Feldmann

長さ2~5cm,直径5~8mmの棍棒状,多核単細胞性の緑藻和名は体が少し屈曲して勾玉に似ることに由来する。似た緑藻のバロニアとは体の基部環状のくびれをもつことで区別できる。ピンセットや針で突くなど,外部からの簡単な刺激により体内に小球状の原形質塊を多数つくり,これらは体外で容易に発生して親植物になる性質がある。小球体は初めは裸の原形質塊であるが,その後,細胞膜細胞壁を形成するので形態学や生理学のよい実験材料となる。南西諸島マレー諸島南太平洋インド洋などに分布し,潮間帯の岩上のくぼみや浅いタイドプールによく生育する。
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関連語 千原

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「マガタマモ」の意味・わかりやすい解説

マガタマモ(勾玉藻)
マガタマモ
Boergesenia forbesii

緑藻類ミドリゲ目マガタマモ科の海藻。潮間帯の岩上に群生する。藻体は勾玉のような形に曲って基部に環状のくびれがある。高さ 2.5cmぐらい。南西諸島からマレー諸島,ポリネシア,インド洋など暖海にみられる。

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