コトバンクはYahoo!辞書と技術提携しています。

形態学 けいたいがく morphology

翻訳|morphology

6件 の用語解説(形態学の意味・用語解説を検索)

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典の解説

形態学
けいたいがく
morphology

生物学の一分野。生物の形態,全体の形状,部分の構造について研究する学問。植物については外部形態学,内部形態学に分けられ,動物については解剖学,器官学,組織学などに分けることがある。細胞学ももとは生物体の微小構造を研究する学問として興り,発生学も個体の形態の変化を記述的に観察することから興ったが,今日では機能面の研究の進展や,電子顕微鏡の発達によって,高分子レベルまで連続した問題としてとらえられるようになっている面も少くない。

本文は出典元の記述の一部を掲載しています。

出典|ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典
Copyright (c) 2014 Britannica Japan Co., Ltd. All rights reserved.
それぞれの記述は執筆時点でのもので、常に最新の内容であることを保証するものではありません。

デジタル大辞泉の解説

けいたい‐がく【形態学】

生物学の一分科で、生物の体制や構造を研究する学問。対象や目的により、組織学細胞学解剖学発生学分類学などに分けられる。
鉱物の結晶の幾何学的性質を研究する結晶学の一分野。

出典|小学館 この辞書の凡例を見る
監修:松村明
編集委員:池上秋彦、金田弘、杉崎一雄、鈴木丹士郎、中嶋尚、林巨樹、飛田良文
編集協力:曽根脩
(C)Shogakukan Inc.
それぞれの用語は執筆時点での最新のもので、常に最新の内容であることを保証するものではありません。

百科事典マイペディアの解説

形態学【けいたいがく】

生物の形態を研究する生物学の一分科。生理的機能との関連で形態を研究するものと,生物の多様性を形態の面から研究するものとに大別できる。前者は医学に起源をもつもので,研究方法や対象によって,解剖学(肉眼解剖学),器官学,組織学,細胞学,発生学などに分けられる。
→関連項目解剖学生物学生理学ポルトマン類型論

出典|株式会社日立ソリューションズ・クリエイト
All Rights Reserved. Copyright (C) 2015, Hitachi Solutions Create,Ltd. ご提供する『百科事典マイペディア』は2010年5月に編集・制作したものです

世界大百科事典 第2版の解説

けいたいがく【形態学 morphology】

通俗的には,生物のからだの全体または部分のもつ形態や構造の研究を指すが,厳密には,発育や進化による生成過程も含めて形態・構造を論ずる生物学の一分野のこと。いいかえれば,個体および個体以下のレベルでおこる生命現象のうち視覚的にとらえられるものを対象とするのが形態学であるが,対象物のレベルや研究目標によっていくつかに類別することができる。 ある一種の生物についてこのような研究がなされる場合は,多少とも生理的機能との関連があるため生理形態学ともよばれ,解剖学組織学細胞学発生学などがこれに含まれる。

出典|株式会社日立ソリューションズ・クリエイト
All Rights Reserved. Copyright (C) 2015, Hitachi Solutions Create,Ltd. 収録データは1998年10月に編集製作されたものです。それぞれの用語は執筆時点での最新のもので、常に最新の内容であることを保証するものではありません。また、本文中の図・表・イラストはご提供しておりません。

大辞林 第三版の解説

けいたいがく【形態学】

生物の形と構造を記述・比較してその法則性を追究し、また形成過程を研究する学問。生物学の基本的一分野で、分類学・系統学・生理学などの基盤になっている。
鉱物・動植物や人間の精神などの構造・体制、その形成や分化などを研究する学問。主にいわゆる博物学の領域で行われ、古典的なものではゲーテの研究が有名。ディルタイ・シュペングラーの文化・精神科学なども形態学に属する。

出典|三省堂
(C) Sanseido Co.,Ltd. 編者:松村明 編 発行者:株式会社 三省堂 ※ 書籍版『大辞林第三版』の図表・付録は収録させておりません。 ※ それぞれの用語は執筆時点での最新のもので、常に最新の内容であることを保証するものではありません。

日本大百科全書(ニッポニカ)の解説

形態学
けいたいがく

形または構造の記述と法則性を探究する生物学の基本的な一分野。形態学とは本来、形成および転成の学という動的な概念に対してゲーテが名づけたものである。
 現在の形態学は研究の対象により、細胞学、組織学、器官学、解剖学などとよばれる。方法としては、形態と機能との関係を結び付ける生理形態学、異なる生物の組織や器官の形態を比較して一般的法則をみいだす比較形態学、形態の形成の因果関係を実験的に追究する実験形態学とに分けられる。
 細胞学の独立は、ドイツの植物学者M・J・シュライデンと動物学者T・シュワンによる細胞説が唱えられてからである。最近の位相差顕微鏡、紫外線顕微鏡、電子顕微鏡の開発により、細胞学は飛躍的に発達した。とくに細胞の超微細構造の研究の発展は、細胞小器官の形態と機能との関係を明らかにし、場合によると生体高分子も直接観察できるようになった。組織学は、ある特定の働きをもつ細胞集団の構造および細胞間の相互依存性を有機的にとらえる、いわば細胞社会学ともいえる。器官学は、器官の構造と相互関係を研究対象とし、葉と花の相同論により基礎づけられた。比較形態学は、記載生物学の発展過程において成立し、動物での集積した資料は進化論の誕生の土台となった。実験形態学は、各種の手術(移植、外植、除去、組織培養)、物理的操作(遠心処理、紫外線やX線照射)、薬品処理などの方法を用い、とくに実験発生学の分野において形態形成の過程やその機構が明らかにされた。また、生物の形態を対称性(有軸性)によって分類する基本形態学という分野もある。[小林靖夫]

出典|小学館 日本大百科全書(ニッポニカ) この辞書の凡例を見る
(C)Shogakukan Inc.
それぞれの解説は執筆時点のもので、常に最新の内容であることを保証するものではありません。

世界大百科事典内の形態学の言及

【形態論】より

…(1)語形の変化とその構成を記述する言語学の部門。伝統文法では,形態論morphologyは語の配列や用法を扱う統語論(シンタクス)と音韻論と共に文法の三大部門をなしている。(2)構造言語学では形態素の設定と種類およびその配列と構造を扱う部門とされている。…

※「形態学」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社日立ソリューションズ・クリエイト
All Rights Reserved. Copyright (C) 2015, Hitachi Solutions Create,Ltd. 収録データは1998年10月に編集製作されたものです。それぞれの用語は執筆時点での最新のもので、常に最新の内容であることを保証するものではありません。また、本文中の図・表・イラストはご提供しておりません。

形態学の関連キーワードアロメトリー相称玉体生理通俗的浮腫む姿態たからだの里さいたシリシルタイト進化相関の法則

今日のキーワード

トランスアジア航空

台湾・台北市に本拠を置く航空会社。中国語名は復興航空。1951年、台湾初の民間航空会社として設立。83年に台湾の国産実業グループに経営移管され、組織改編を実施した。92年に国際チャーター便の運航を始め...

続きを読む

コトバンク for iPhone

形態学の関連情報