20世紀西洋人名事典 「マクシムウェーガン」の解説
マクシム ウェーガン
Maxime Weygand
1867.1.2 - 1965.1.18
フランスの軍人。
元・フランス陸軍参謀総長,元・北アフリカ軍総司令官。
ブリュッセル(ベルギー)生まれ。
ベルギー王レオポルド2世の庶子と云々されていて外国籍のままサン・シール士官学校に入学、1888年フランスに帰化。フォッシュ元帥の参謀長として第一次大戦中に功績をたて、1920年にはロシア赤軍を撃破。最高軍事参議院副院長と要職を歴任’35年退役するが第二次大戦勃発で復帰。’40年連合軍総司令官に就任しドイツとの休戦を主張、ついで北アフリカ軍総司令官となるがドゴール、ドイツに協力を拒み’42〜45年ドイツに抑留、’45年釈放、戦犯容疑でフランスに逮捕’48年無罪となる。「フランス陸軍史」「回顧録」などの著書がある。
出典 日外アソシエーツ「20世紀西洋人名事典」(1995年刊)20世紀西洋人名事典について 情報