マシニョン(英語表記)Louis Massignon

改訂新版 世界大百科事典 「マシニョン」の意味・わかりやすい解説

マシニョン
Louis Massignon
生没年:1883-1962

フランスの宗教学者,イスラム学者。コレージュ・ド・フランスでイスラム思想史を担当した。シーア派のイスラム神秘主義に傾倒し,《ハッラージュ受難》(2巻。1922),《イスラム神秘主義術語の起源についての試論》(1922)を公刊した。以後多数の論文論説雑誌に発表したが,これらは後にベイルートで3冊本にまとめられた。熱烈なカトリック信者であるとともに各種宗教に関心と理解を示した。
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百科事典マイペディア 「マシニョン」の意味・わかりやすい解説

マシニョン

フランスの宗教学者,イスラム学者。パリ大学に学び,コレージュ・ド・フランス教授。イスラム神秘主義研究の大家で,主著は《ハッラージュの受難》《イスラム神秘主義術語起源試論》ほか。東方典礼カトリック教会司祭,アルジェリア戦争時の政治犯大赦委員会の長,エラノス会議メンバーとしての活動も知られる。学統はH.コルバンに受け継がれた。

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