まじくら(読み)マジクラ

デジタル大辞泉 「まじくら」の意味・読み・例文・類語

まじくら[接尾]

[接尾]名詞に付いて、…とともに、…を交えて、の意を表す。
「かかる所へ九平次は悪口仲間二、三人座頭―、どっと来たり」〈浄・曽根崎

まじ‐くら[副]

[副]まじくじ」に同じ。
「うちふしたれども、―と寝入りもやらず」〈滑・続膝栗毛・一二

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精選版 日本国語大辞典 「まじくら」の意味・読み・例文・類語

まじくら

  1. 〘 接尾語 〙 名詞に付いて、そのものとともに、それをまじえて、の意を表わす。助詞「に」を伴うこともある。まぜくら。
    1. [初出の実例]「御ねまきの白むくは信濃の雪をあざむく斗になさんと、そめものやまじくらに物洗ふ女の」(出典:浮世草子・好色床談義(1689)二)

まじ‐くら

  1. 〘 副詞 〙まじくじ
    1. [初出の実例]「其ままうちふしたれども、まじくらとね入もやらず」(出典:滑稽本・続膝栗毛(1810‐22)一二)

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