20世紀西洋人名事典 「マックスベックマン」の解説
マックス ベックマン
Max Beckmann
1884.2.12 - 1950.12.27
ドイツの画家。
元・セント・ルイス大学教授,元・ブルックリン博物館教授。
ライプチヒ生まれ。
ワイマール、パリなどで、絵を学ぶ。ドイツ象形的表現主義者の代表的存在で、第一次大戦に従軍した経験を元に、人間の存在を脅かす、恐怖、不安などを見つめ、文明の破局を予見して象徴的なコンボジションにより描く。1925年フランクフルト美術学校教授。’33年ナチスに罷免され、パリなどを経て、アメリカに移住し、’49年ニューヨークのブルックリン博物館教授。晩年の三幅対形式の「出発」(’32〜33、ニューヨーク近代美術館蔵)、「アルゴナウタイ」(’49年)などに代表される大作9点が名高い。
出典 日外アソシエーツ「20世紀西洋人名事典」(1995年刊)20世紀西洋人名事典について 情報