20世紀西洋人名事典 「マックスリューティ」の解説
マックス リューティ
Max Lüthi
1909 -
スイスの文芸学者。
元・チューリヒ大学教授。
チューリヒの女子高校の教師を経て、1968年チューリヒ大学教授に就任し、ヨーロッパ民間文芸の講座を担当する。’79年退官する。昔話を文学の一形式とみなし、解釈学の立場から昔話を昔話たらしめるゆえんを問う。作品には昔話というジャンルの文体的特色を明らかにした「ヨーロッパの昔話」(’47年)や成果を実例に即して一般向けに説いた「昔話の本質」(’62年)、「昔話の解釈」(’69年)などがある。ヨーロッパで最も有名な昔話研究者の一人である。
出典 日外アソシエーツ「20世紀西洋人名事典」(1995年刊)20世紀西洋人名事典について 情報