20世紀西洋人名事典 「マリオソルダーティ」の解説
マリオ ソルダーティ
Mario Soldati
1906 -
イタリアの小説家,映画監督。
トリノ生まれ。
トリノ大学で芸術史を専攻した後、アメリカに留学し、そこでルポルタージュ「アメリカ、初恋」(1935年)で本格的な文筆活動を開始し、人気作家となる。そのかたわら、映画製作にも携わり、シナリオ作家として活躍し、「イタリアへの逃走」(’46年)、「偽られた抱擁」(’54年)などの作品がある。映画監督としてはグレアム・グリーンなどの小説を映画化し、その才能を発揮した。日本では「河の女」(’55年)が紹介されている。
出典 日外アソシエーツ「20世紀西洋人名事典」(1995年刊)20世紀西洋人名事典について 情報