ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 の解説
マリヌス・ファン・レイメルスウェーレ
Marinus van Reymerswaele
[没]1570頃
オランダの画家。 N.ツィーリクゼに学び,1509年にアントウェルペンの S.ファン・デーレの工房に入った。その後 Q.メツィスやドイツ絵画の影響を受けてマニエリスム様式を展開。作品は銀行家,商人,税徴集人などの肖像画が多い。特に『聖ヒエロニムス』 (マドリード,プラド美術館ほか) ,『両替屋とその妻』 (同) ,『収税吏』 (ロンドン,ナショナル・ギャラリーほか) の3つの主題を好んで描いた。
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