20世紀西洋人名事典 「マリーウンテル」の解説
マリー ウンテル
Marie Under
1883.3.27 - ?
エストニアの詩人。
ヒーテンマー生まれ。
タリンで学び、1944年スウェーデンに亡命し、以後ストックホルムに住む。’17年には女性的感覚で優しさとあきらめが混和された「ソンネット」を発表。また、「影の声」(’27年)、「心からの石」(’35年)では生における明暗の両極面の対立が描かれている。’63年の「辺境」など亡命後の作品には望郷の念がこめられている。作品はほかに、「言葉の橋」(’46年)がある。
出典 日外アソシエーツ「20世紀西洋人名事典」(1995年刊)20世紀西洋人名事典について 情報