マルイシキン(読み)まるいしきん(英語表記)Александр Георгиевич Малышкин/Aleksandr Georgievich Malïshkin

日本大百科全書(ニッポニカ) 「マルイシキン」の意味・わかりやすい解説

マルイシキン
まるいしきん
Александр Георгиевич Малышкин/Aleksandr Georgievich Malïshkin
(1892―1938)

ソ連小説家。ペトログラード大学文学部在学中から短編小説を発表。その後第一次世界大戦に招集され、革命後は国内戦に参加した。出世作は『ダイールの陥落』(1923)で、クリミアにおける国内戦の様相を描く。「峠(ペレワール)」グループに属し、『セバストポリ』(1930)、未完長編片田舎(いなか)の人々』(1937~38)などを著す。

水野忠夫

出典 小学館 日本大百科全書(ニッポニカ)日本大百科全書(ニッポニカ)について 情報 | 凡例

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「マルイシキン」の意味・わかりやすい解説

マルイシキン
Malyshkin, Aleksandr Georgievich

[生]1892.3.21. ボゴロドスコエ
[没]1938.8.3. モスクワ
ソ連の小説家。代表作『ダイールの陥落』 Padenie Daira (1923) ,『セバストポリ』 Sevastopol' (30) など。

出典 ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典について 情報

今日のキーワード

プラチナキャリア

年齢を問わず、多様なキャリア形成で活躍する働き方。企業には専門人材の育成支援やリスキリング(学び直し)の機会提供、女性活躍推進や従業員と役員の接点拡大などが求められる。人材の確保につながり、従業員を...

プラチナキャリアの用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android