20世紀西洋人名事典 「マルグリットオードゥー」の解説
マルグリット オードゥー
Marguerite Audoux
1863 - 1937
フランスの小説家。
シェール県サンコワン生まれ。
孤児院で育ち、パリでお針子をしながら小説を書き始め、ミルボーらに認められ、自伝小説「マリ・クレール」(’10年)でフェルミナ賞を受賞した。「マリ・クレールの仕事場」(’20年)、「町から水車場へ」(’26年)は続編である。素朴で、真摯な写実主義の文体が賞賛されたが、純朴のため時代に忘れられ、不遇のうちに死去した。
出典 日外アソシエーツ「20世紀西洋人名事典」(1995年刊)20世紀西洋人名事典について 情報