マルシェ・ジャポン(読み)まるしぇ・じゃぽん

知恵蔵mini 「マルシェ・ジャポン」の解説

マルシェ・ジャポン

特定非営利法人「都市型市場を通じた未来づくりを考える全国会議」が運営する、肉や野菜果物などを生産者が消費者に直接手渡しする都市住民参加型の「市場」。マルシェフランス語で「市場」の意。2009年秋、農林水産省の支援事業として全国8都市でスタートし、12年現在では、9都市・16カ所で、公園や広場テントを設け、産地から生産者を招いて直接販売を行っている。農林水産省は事業が始まった2009年度に限り、補助金計約16億円を参加した民間企業や団体に交付したが、それ以降、補助金交付はなく、民間企業などの支援で活動が引き継がれ、継続している。12年、会計検査院検査で、09年に農林水産省が出した補助金を巡り、このプロジェクトに参加した民放キー局のTBSと日本通運が計約3300万円を過大に受け取っていたことが発覚、にわかに注目された。

(2012-10-01)

出典 朝日新聞出版知恵蔵miniについて 情報

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