20世紀西洋人名事典 「マルティーンニーメラー」の解説
マルティーン ニーメラー
Martin Niemöller
1892.1.14 - 1984
ドイツの牧師,神学者。
リップシュタット生まれ。
第一次世界大戦後ミュンスター大学で神学を学び、1931年ベルリン・ダーレムのルター派教会の牧師となる。ヒトラー政権成立後、’33年に牧師緊急同盟を組織し、ドイツ教会闘争の指導的人物となる。’37年ゲシュタポにより逮捕され、一時釈放されるが、再逮捕後は強制労働収容所を敗戦後まで転々とさせられた。戦後はドイツ福音主義教会外務局長、世界平和協議会中央委員を歴任し、ドイツ再軍備に反対し、平和運動を指導した。著書には「Uボートより説教壇へ」(’34年)などがある。
出典 日外アソシエーツ「20世紀西洋人名事典」(1995年刊)20世紀西洋人名事典について 情報