現代外国人名録2016 「マーガレットアトウッド」の解説
マーガレット アトウッド
Margaret Eleanor Atwood
- 職業・肩書
- 作家,詩人,批評家,児童文学作家
- 国籍
- カナダ
- 生年月日
- 1939年11月18日
- 出生地
- オンタリオ州オタワ
- 学歴
- トロント大学卒,ラドクリフ女子大学大学院修士課程修了,ハーバード大学大学院(英文学)
- 受賞
- カナダ総督文学賞(詩・戯曲部門)〔1966年〕「サークル・ゲーム」,カナダ総督文学賞(小説部門)〔1985年〕「侍女の物語」,コモンウェルス作家賞〔1994年〕「寝盗る女」,ギラー賞〔1996年〕「またの名をグレイス」,ブッカー賞〔2000年〕「昏き目の暗殺者」,アーサー・C.クラーク賞〔2000年〕「昏き目の暗殺者」,コモンウェルス作家賞〔2000年〕「昏き目の暗殺者」,ハメット賞〔2000年〕「昏き目の暗殺者」,アストゥリアス皇太子賞〔2008年〕
- 経歴
- 幼年期を主にオンタリオ北部やケベック州の森林地帯で過ごし、5歳の時から創作を始める。大学卒業後、カナダ各地の大学で教鞭を執り、1964年に詩集「サークル・ゲーム」でデビュー。以後、多くの分野で作品を発表、米国、欧州や豪州で高く評価される。2000年長編小説「昏き目の暗殺者」でブッカー賞を受賞。国際ブッカー賞には2回連続候補となった。フェミニズムや人権擁護の問題にも積極的に発言する進歩派リベラルで、ケベック独立派を支持する。作品にフェミニズム作家としての地歩を固めた「Surfacing」(1972年)や、大ベストセラーとなった「侍女の物語」(’85年)、「猫の目」(’88年)の他、長編小説「食べられる女」(’69年)、「Lady Oracle」(’76年)、「Bodily Harm」(’81年)、「寝盗る女」(’93年)、「またの名をグレイス」(’96年)、「オリクスとクレイク」(2003年)、「ペネロピアド」(2005年)、「洪水の年」(2009年)、短編集「ダンシング・ガールズ」(’77年)、「青ひげの卵」(’83年)、文学論「サバイバル」(’72年)、編書「新訂オックスフォード・カナダ詩集」(’82年)などがある。’97年来日。2007年バードライフ・インターナショナル名誉総裁としてレアバード・クラブ活動のため来日。2010年国際ペン東京大会のため来日。
出典 日外アソシエーツ「現代外国人名録2016」現代外国人名録2016について 情報