20世紀西洋人名事典 「マークマック」の解説
マーク マック
M. Mack
1949 -
建築家。
オーストリア生まれ。
ウィーン美術アカデミーでハンス・ホラインの下で主にグラフィックデザインを学び、1973年建築のMAを取得。その後ハンス・ホライン、エミリオ・アンバースのもとで働き、’78年アンドリュー・ベィティと共に事務所を開く。第一作は半地下に埋められた隠れ家のようなコンクリート造の住宅の「ナパ・バレーのアンチ・ヴィラ」で、彼らの住宅シリーズは正方形、十字形、H形、L形などシンプルな構成のプランによるタイポロジカルなアプローチがなされ、厚い壁の分節によりローマのヴィラの構成に近づいている。又建築理論紙「アーキタイプ」をベィティと共に編集、執筆。他の作品に「キルリン・ハウス」(’79年)、「カーリン邸」(’80年)等がある。
出典 日外アソシエーツ「20世紀西洋人名事典」(1995年刊)20世紀西洋人名事典について 情報