20世紀西洋人名事典 「マーリオサルミ」の解説
マーリオ サルミ
Mario Salmi
1889 - 1980.11.16
イタリアの美術史家。
元・イタリア国立美術研究所所長,元・ペトラルカ・アカデーミア院長。
サン・ジョヴァンニ・ヴァルダルノ生まれ。
1927年以降、ミラノ、フィレンツエ、ローマの各大学で教鞭をとった。国立美術研究所長、アレッツオのペトラルカ・アカデーミア院長を務めた。アカデーミア・リンチェイ会員となる。世界美術百科事典である「Enciclopedia Universale dell’Arte」(’58年)の総監修者である。トスカーナ、エミーリア地方の中世及びルネサンス美術の権威者である。実証的作品論を特色とする。主著に「Scultura Romanica in Toscana」(’27、28年」などがある。
出典 日外アソシエーツ「20世紀西洋人名事典」(1995年刊)20世紀西洋人名事典について 情報