ミシシッピバレー型鉛・亜鉛鉱床(読み)ミシシッピバレーがたなまりあえんこうしょう

最新 地学事典 の解説

ミシシッピバレーがたなまりあえんこうしょう
ミシシッピバレー型鉛・亜鉛鉱床

Mississippi Valley-type lead zinc deposit

ミシシッピバレー中流域のミズーリ・オクラホマ両州を中心とする著名な鉛・亜鉛鉱床。オルドビス~下部石炭系の石灰岩など炭酸塩岩が母岩,近くに顕著な火成岩体なし。鉱床は石灰岩中の層準のほか角礫空洞・破砕帯・割れ目などに胚胎。地表下50~100mによく発達。鉱石鉱物は方鉛鉱・閃亜鉛鉱(淡色,Fe少なく,Cdが多い)が主,少量の黄鉄鉱・白鉄鉱,ときに黄銅鉱を伴う。脈石鉱物はドロマイトが卓越。Tristate地域が最大の鉱産地。流体包有物は塩濃度が高く(NaCl~30%)温度は低く(~150℃)炭化水素を含む。堆積性同生説,続成説など議論が多いが,熱水溶液による後生説が強い。アルプス型鉛・亜鉛鉱床を含む広義のミシシッピ型鉱床の鉱量は鉛・亜鉛資源量の1/3を占め,重要なタイプの一つ。

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出典 平凡社「最新 地学事典」最新 地学事典について 情報

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