20世紀西洋人名事典 「ミッシャエルマン」の解説
ミッシャ エルマン
Mischa Elman
1891.1.20 - 1967.4.5
米国のバイオリン奏者。
シュタルノエ(ロシア)生まれ。
ペテルブルグ音楽院でアウアーに師事し、ハイフェッツ、ジンバリスト、ミルスタインとともにアウアー門下の四天王と評された。1904年11歳ベルリンでデビュー。’08年ニューヨークにおいてロシア交響楽団と演奏し、以後世界各地を演奏旅行した。その美しく甘美な音色は「エルマン・トーン」とよばれ一世を風靡し、とりわけ小品演奏にかけては、クライスラー、ティボーとならんで人気を得た。3回来日。’23年米国に帰化し、ニューヨークにて没した。
出典 日外アソシエーツ「20世紀西洋人名事典」(1995年刊)20世紀西洋人名事典について 情報