20世紀西洋人名事典 「ミハイルゾーシチェンコ」の解説
ミハイル ゾーシチェンコ
Mikhail Mikhailovich Zoshchenko
1895.8.10 - 1958.7.22
ソ連の小説家。
ポルタワ生まれ。
大学在学中、第一次大戦に志願兵として従軍し負傷する。1918年赤軍に加わり、その後職を転々とする。’21年文学グループ「セラピオン兄弟」に入り、’22年「ペテルブルク文集」に最初の短編を発表し、同年「ナザール・イリイチ・シネブリューホフの物語」でデビューし、風刺作家として地位を確立する。’20〜30年代は時事風刺や伝記小説を発表するが、’46年「猿の冒険」がジダーノフ批判の対象となり、ソビエト作家同盟から除名される。他の作品に「尊敬する市民諸君」(’26年)、「日の出前」(’43年)など。
出典 日外アソシエーツ「20世紀西洋人名事典」(1995年刊)20世紀西洋人名事典について 情報