ポルタワ
Poltava
ウクライナ北東部の都市。人口30万2939(2005)。1174年にロシア年代記に初めてルタワLtavaの名で言及される古都であるが,その名を世界史に残したのは北方戦争(1700-21)であった。ロシアに侵攻したスウェーデンのカール12世の軍隊は,1709年5月,ウクライナ・コサックの首長マゼパと手を結び,要衝ポルタワを包囲したが,7月ロシア皇帝ピョートル1世の軍隊の攻撃をうけ大敗を喫した。このポルタワの戦は,北方戦争の帰趨(きすう)を制した。現在は,ウクライナの大工業中心地の一つであり,機械製作,金属加工が盛んである。科学アカデミーの重力観測所がある。
執筆者:土肥 恒之
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