20世紀西洋人名事典 「ミルコケレメン」の解説
ミルコ ケレメン
Milko Kelemen
1924.3.30 -
ユーゴスラビアの作曲家。
ザグレブ音楽院教授,シュトゥットガルト国立音楽学校教授。
クロアチア生まれ。
1945年ザグレブ音楽院で学んだのち、パリ音楽院でメシアン、フライブルグ国立高等音楽学校でフォルトナーに師事。’61年ザグレブ現代音楽祭を創始しその会長となる。初期の作風は民族的ロマン主義に属するが、’50年代半ばから急速にヨーロッパの前衛的作風に接近し、ミュージック・セリエルから電子音響にいたるまで現代的な音楽語法で書いている。作品には「スコリオン」(’59年)、「エピターフ」(’61年)などがある。
出典 日外アソシエーツ「20世紀西洋人名事典」(1995年刊)20世紀西洋人名事典について 情報