ムツヘタの文化財群(読み)ムツヘタのぶんかざいぐん

世界遺産詳解 「ムツヘタの文化財群」の解説

ムツヘタのぶんかざいぐん【ムツヘタの文化財群】

1994年に登録、2009年に登録内容が変更されたグルジアの世界遺産(文化遺産)。ムツヘタは、首都トビリシから北西に20~30km、クラ川とアラグヴィ川の合流地点の近くにある古都。人口は7600人(2004年)と小さな都市だが、5世紀頃にワフタング1世(ワフタング・ゴルガサリ)が首都をトビリシに移すまでは、ムツヘタがイベリア王国の首都だった。イベリア王国は紀元前3世紀に建国され、6世紀まで続いた。ムツヘタの町を見下ろす山頂には、6~7世紀に建設されたジュワリ聖堂ジワリ修道院)がある。町の中心部にあるスヴェティツホヴェリ大聖堂は、11世紀に建てられたグルジア最古のキリスト教会である。この聖堂には、337年にキリスト教を国教化したイベリア王ミリアンとその妻ナナの墓がある。また、近郊には紀元前3世紀のアルマジ砦のほか、数多くの遺跡が点在している。建造物などの劣化が進んでおり、2009年に危機遺産リストに登録された。◇英名はHistorical Monuments of Mtskheta

出典 講談社世界遺産詳解について 情報

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