山川 世界史小辞典 改訂新版 「メアリ・ステュアート」の解説
メアリ・ステュアート
Mary Stuart
1542~87(在位1542~67)
スコットランド女王。幼少よりフランス宮廷で育てられ,皇太子(のちのフランソワ2世)と結婚。夫の死後帰国して統治したが,内外の複雑な政治・宗教情勢に巻き込まれ,カトリック陣営の中心人物とみなされたことと,みずからの不行跡のため,数奇な運命をたどった。子のジェームズ6世(のちのイングランド王ジェームズ1世)に譲位してイングランドに逃れたが,エリザベス1世に19年間監禁されたのち,陰謀加担を理由に処刑された。
出典 山川出版社「山川 世界史小辞典 改訂新版」山川 世界史小辞典 改訂新版について 情報